定義
炎上(えんじょう)とは、何らかのきっかけで特定の個人や法人・団体が主にネット上で激しい非難にさらされる事である。個人の場合でも有名人・一般人を問わない。 日本だけでなく世界中で炎上は起こっており、アメリカでは死亡者も出ている。
発生
炎上を掛け算で表すとこのようになる。これが一定値を超えると炎上が発生する。
【用語】ヘイトチャージ
知名度や行動の悪質さは少なくとも、その回数を重ねれば炎上する。大規模な炎上が発生する前の小規模な炎上や、「なんか不快」を繰り返すことをヘイトチャージという。
(例)タイツのアツギ炎上事件
フランクで軽いノリの企業アカウントは注目されやすく「ネットの人気者」になりやすい一方で、「イタいアカウント」としてあまり受け入れられない層(=無言のアンチ)を生み出した。この層は炎上する寸前まで声を上げないので、とても怖い存在ではある。
[出典]ハセカラでよくわかるネット炎上
種類
①拡散型
一般的な炎上事件。「一気に広まり一気に静まる」のが特徴である。これをワイドショー的な世直し炎上だと見る人もいる。
(例)バイトテロ
ローソン高知鴨部店で店員がアイスケースに入り込んで寝そべった状態の写真をFacebookに投稿し「不衛生だ」と炎上した。騒動を重くみたローソンは問題が発生した店舗のフランチャイズ契約を解除し、当面休業とする措置に踏み切った。
②たこつぼ型
長期的な炎上事件。「特定のコミュニティ内で長期的に盛り上がる」のが特徴である。これをバラエティ番組的なネタ炎上 と見る人もいる。
【注】「拡散型」の炎上は、その内容によっては今後の人生に大きな影響が残り続けることも。インターネットの海には記録が残り続けるために就職ができず生活保護に追い込まれてしまった事例もある。
収束
①拡散型の収束モデル
[条件]
・炎上してから何も発言しないこと
②一部の拡散型とたこつぼ型の収束モデル
[条件]
・炎上してから何らかの発言を繰り返す
(例)4°C事件
4°Cブランドはクリスマスに不適切だとするツイートを投稿した後、ひろゆき氏等のインフルエンサーが当該ツイートを拡散し炎上。その後投稿者はその炎上をテーマにコラ画像を作成し再度炎上した。アホすぎるだろ(本音)
拡散型であっても発言を繰り返せば長期的な炎上になりうる。
誹謗中傷
ここからはその炎上をきっかけに発生する「誹謗中傷」の原因と対処を考える。実例を紹介しつつ自己分析も交えるので注意。
【誹謗中傷】
「他人を悪く言う、そしること」の「誹謗」と「根拠のないことを言いふらして他人の名誉を傷つけること」の「中傷」を合わせた言葉。
実例「100ワニアンチ」
最終回のツイートがなされた直後からタイアップ音楽、映画化、グッズ販売など各社による商業展開が発表された。
「死」をテーマとした作品であったこともあり、あまりに唐突な情報発表に「作品完結の余韻を壊された」と感じた一部の読者から批判が起き、炎上状態となってしまう。
100ワニアンチとして活動していた「俺を見つけてみろ」氏。
12月某日、活動を停止するとのことで挨拶をしてきました。
この会話から、
・100ワニと自分が似ていたから嫌になった
・炎上の一般的な要因とされている「商業化」に文句はない
・裏垢で吐き出しているだけ
ということが読み取れる。
[一言]
よく「アンチの誹謗中傷は下水道のゴミ人間がやることなのだから」のようなツイートが賞賛されがちだが、それでは同じ穴の狢である。アンチを理解しようとする姿勢は決して無駄ではないだろう。
誹謗中傷は泣き寝入りしかないのか?
上記の例より、アンチの活動源力は誹謗中傷の対象となる人物の「どうにかできる」範囲を超えている事がわかる。
また法的手段に訴えるとしても、誹謗中傷全てを罪に問うことは非現実的であるし、その姿勢はより多くの誹謗中傷を発生させることにも繋がるだろう。
よってどうにもできない、泣き寝入りするしかないというのが現状である。
しかし、被害者の本来の目的は「誹謗中傷した人を懲らしめる」ではなく「誹謗中傷をやめてほしい」であるということを忘れてはならない。